つのる憎悪…


管理人個人は、このようなことで、終わって欲しくありません。
この問題に関わるひとびとが何故、
一般に異質に見えるほど…入れ込んでしまうこととなるのか?
水木信者・いが信者、また水木さんを支持する中でも、
主流派・反主流派という表現がなされるこの状態…





管理人の個人的推測に過ぎませんが、
この問題に関わるどなたも…望む事態ではないと思います。
最初のところ、世間的には大変に分の悪いところから立ち上がらなければならない、
そんな問題をもっている方の場合…理解者が居ないことに苦しみます。
そして、信じるところが…自ら持っている信念しか無くなってきます。

ただ、水木さんの場合は、裁判を起こすときから覚悟をされていどんでおられますが、
例えばいがらしさんのかつてのCCネットの偽りのにぎわいを知らされ、失望感を味わったひとびとであったり、ニセ版画や複製原画を買わされてショックを受けてしまったひとびとであったり、
そういったファンにとっては、大変な災難であったことは言うまでもありません。

このサイトのリンク集、そして「キャンディ問題終結希望同盟」は、
2ちゃんねるのいがらし板から出来たものであること、
信じがたい事でしょう?
2ちゃんねるいがらし板・また水木さんのホームページの掲示板(通称・水木掲示板)の名無しさん・常連さんがたは、傍から見て大変に奇妙奇天烈・デムパ、と呼ばれるような方々かも知れません。
しかし、このトラブルの終結を一番望んでいるのは、この方々であることは言うまでもありません。

事実、2ちゃんねるいがらし板の方々には、情報提供・アドバイスを沢山頂戴しております。ほかにも、ENGLISH板・Web制作板の住人の方々からも、同盟の呼びかけ文の英訳、拙サイトのデザインやバナー制作などのお助け…を頂きました。
大変、このことには感謝をしております。

最高裁判決で水木杏子さんの勝訴が確定した後も、
いがらしさんはするべきことをなさいませんでした。
地裁・高裁判決の度、ファンがせめてもの…と、期待をかけた瞬間だったと思います。最高裁判決後も少しは…と望みをかけたと思います。
「覆水盆に帰らず」と言いますが。
いがらしさんのされたことは単純な著作権侵害とは違い、それを通じたファンに対しての絵画商法や業者との不法な契約などで二次・三次被害を作ってしまったことが大きいのです。

ご自分の言い分がおありになることは当然ですが、実際問題、必要の無いところに被害を与えた部分については早急な謝罪と補償をするべきでは無かったのでしょうか?
それを一切なさらない、ご自分の権利は守りたい、人の権利はどうでもいい…と言わんばかりの対応が、いがらしゆみこさんを憎む人を増やした最大の要因でしょう。

管理人個人的には、その二次・三次被害を拡大しなければ、これほどに憎まれなかったのに、と思います。しかし、ファンに関係ないところで喧嘩をしているレベルとは、この問題は違います。

漫画家の著作権の拡大解釈
管理人の個人的解釈で未熟な面が多いところをお許しください。

まず、いがらしさん側が東映を相手に、キャンディの商標権を争った裁判ですが、その根拠を述べる際の例示として「ポパイマフラー事件」は、ケースが違うかと。まず、商標権無効審判審決書にリンクしておきます。

また、いがらしゆみこさんが過去に第三者として関わった事件として「タイガーマスク裁判」というもののあらましを書いておきます。

----タイガーマスク無断続編作成事件----
東京地裁平成5年(ヨ)第2538号著作権侵害差止仮処分申請事件
1994.07.01

「著作権紛争の森」(サイト管理人:柳原敏夫弁護士)というサイトと、関連の数々のサイトを回って検索、またWeb上でご教示いただいた範囲ですので、記述に誤謬や問題などありましたら、ご教示を頂きますと喜びます。

タイガーマスク裁判とは???
この裁判を指して、
このことに関わったことが、いがらしさんだけでなく他の漫画家の方の原作者の著作権軽視を招いたのでは?と指摘する方があります。

管理人としては、全く知らなかったことですので、ご意見をお待ちしています。

「タイガー・マスク」を出版しているのは講談社ですが、ある日いきなり、故・梶原一騎さんの実弟真樹日佐夫さん原作で続編を東京スポーツに連載するというFAXが。
しかし、「タイガーマスク」の著作権の継承者
(著作権はその著作権者がお亡くなりになった場合、50年の間はご遺族に継承されます)は、真樹氏ではなく、故・梶原氏夫人でした。

原作者故梶原一騎氏の著作権継承者漫画家辻なおきさん 、二氏はこのことを知り、続編制作に反対、にも関わらず、連載強行に及んだ…と。
出版差止の仮処分決定は出たものの、その前にしっかり連載は終了。

タイガーマスク本編・作画者である辻なおきさんが原告であったわけですが、
無断で作成された続編について、故・梶原氏&辻氏への著作権侵害である、という主張に対し、
続編作者側は作画・ストーリーとも本編に関係の無いものである、という主張でした。

しかし、続編の土台、またタイガーマスクと言われてイメージされるところのものを作ったのは、言うまでもなく故・梶原さんである。辻さんの主張がどれだけ通ったかは、判決文を見ていないので分かりません…。

当時、辻さん側をバックアップしていた面々を見ると、確かに、
いがらしゆみこ、石ノ森章太郎(故人)、上田トシコ、ちばてつや、水島新司、水野英子
各氏の顔があります。辻さんと代理人弁護士と司法記者クラブにて会見されてもいます。
但し、これは著作権継承者でない方が続編の原作を書かれたこと、そういう企画を立てた側の認識の問題が問われたものであり、この裁判の勝訴が辻さんの権利を擁護するもの、漫画家の権利を擁護するものと解釈するのは難しいのでは無いのでしょうか?そして…

キャンディ・キャンディ裁判
では、全くケースが違うわけです。
作画者であるいがらしゆみこさんが、水木杏子さんの同意を得ず、
また払うべき印税も払わずにコミックスの海外出版・国内外のグッズ契約に及ぶ、
そして、アニメーションの権利を持っている東映に無断で、香港発世界中でキャンディのTV放映、ビデオ・DVD発売をしているわけです。

著作権者の著作権者に対する、契約違反なのです。
さらに、「ジョージィ!」の原作者・伊沢満さんにも同じ著作権侵害をしていたという、類例を見ないものでした。
そして「キャンディ」「ジョージィ!」を使った悪質な絵画商法ビジネスの被害者まで出しているのです。

いがらしさんは今もって水木さんを原作者で無いといい、伊沢さんは「立派な原作者」と法廷で言いながら、無断出版・アニメーションの無断放映・販売を続けています。
上記のケースとかなりレベルが違うわけです…。

一審から最高裁まで裁判を引っ張っても、不法なことをしているのはいがらしさんです。そして、そのことで墓穴堀りな判例を導き出したのです。

原著作者、って???
最高裁判決をご覧いただくと分かりますが、

原審の適法に確定したところによれば,本件連載漫画は,
被上告人が各回ごとの具体的なストーリーを創作し,
これを400字詰め原稿用紙30枚から50枚程度の小説形式の原稿にし,
上告人において,漫画化に当たって使用できないと思われる部分を除き,
おおむねその原稿に依拠して漫画を作成するという手順を繰り返すことにより制作されたというのである。

この事実関係によれば,本件連載漫画は
被上告人作成の原稿を原著作物とする二次的著作物であるということができるから,
被上告人は,本件連載漫画について原著作者の権利を有するものというべきである。

ご覧の通り、
共同著作という事ではない、
水木さんの原稿をもとに作成されたのが漫画の「キャンディ・キャンディ」であり、
水木さんは「原著作者」で、いがらしさんは二次的著作者の作者である、という…
おおよそいがらしさんにとっては屈辱的であろう判決内容となりました。

両者の権利は同じだから、漫画作品「キャンディ」本編、そしてそのキャラクターの絵を使うときは二人の合意がないといけない。しかし、原著作物である小説形式のものの出版は、二次的著作物の著作権者であるいがらしさんの著作権を侵害しない。
さらに、原著作物についてはいがらしさんの著作権は及ばないので、他の漫画家さんが作画しようと、イラストレーターが作画しようと水木さんのお心のまま、ということです。

こんな裁判が起こらなければ、
「原著作物」「原著作者」「原著作権」は、判例とならなかったという訳です。
原作者の権利と言うものが確立したという意味では、意味のある判決となりましたが、そもそも水木さんは自ら持っている著作権については追認を求めただけです。
目的としては、契約違反である海外での無断出版などの差し止めや品質の悪い絵画販売の差し止めの権利を求めるものとなっていました。


そして、KCコミックス絶版・・・
水木さんだけではありません。
いがらしさんは、井沢満さんにも、「パロスの剣」原作者・栗本薫さんにも謝るべきでしょう。
仲裁に入って逆恨みをされた、松本零士さん、ちばてつやさん、里中満知子さん。
そして、いがらしさんの被害を受けたのは、
グッズ契約締結のときにいがらしさんに騙されたかたちとなった数多くの業者さん、
その商売のために煽り屋まで雇い賑わったCCネットで純粋に昔語りをしていた多くのキャンディ・ファン、そして絵画商法の被害を受けたファン、
関わり合いになって嫌がらせを被った沢山の人々…。

世の常識を超えた、不法行為の犠牲者に…いがらしゆみこさんは謝罪されるチャンスは、数々あったかと思われます。
その最後のチャンスは最高裁判決をうけての時であったかと、誰もが思っています。
ところがどっこい、水木さんご本人・支援者への嫌がらせ、糾弾サイトのクラッキング、11月1日付けの「落書きも描けない」という判決文批判声明文…(そんなことは水木さんもお考えでもなかろうし、判決文にも書いてないです)。
水木さんHP、伊沢さんHP、関連BBSアラシ…。

とうとう、
いがらしゆみこ画「キャンディ・キャンディ」絶版論いがらしゆみこ刑事告発運動日本漫画家協会への抗議文送付などなど、本当に「漫画家・いがらしゆみこ」そして「いが信者」(と言うよりスタッフでしょう)撲滅の動きは、とどまるところを無くしました。

それが反映しているわけではなく、裁判中だから公表を避けたそうですが、
東映からすでに「新・キャンディ」のオファーが水木さんにありました。
水木さんの心情として、キャンディについてしまったダーティーイメージの払拭を
強く望むお気持ちから、漫画化もアニメ化も除外したところで、「書きたいように」という作家としての原点からの「新・キャンディ」の執筆の宣言をされました。

コミックスを残すことを望む思いは、水木さんご自身がひとしお強かったでしょう。しかし、それを残すことで、これ以上の違法ビジネスの温床を作ることをよしとされなかった。講談社側もいっそ契約解除のほうがスッキリする、ということで、合意をされたそうです。


そうなった今…
一刻も早く、問題の終結を望む気持ちがファン・ウォッチャーの間にも強く、そのお気持ちの反映でご援助をいただく形で、「キャンディ問題終結希望同盟」を立ち上げました。同盟の趣旨はお読みになっていただくとお分かりになると思います。

キャンディ・ファンは、いがらしゆみこさんに不当なことを求めているのでしょうか?
いがらし板ウォッチャーは、いたずらにこの問題に乗っかって騒いでいるだけだったのでしょうか?


ご判断は、みなさまの良識にゆだねます。そして、いがらしゆみこさん…。
これ以上、原作者の方々・支援者・罪の無いファンを精神的にも経済的にも苦しめる行為には賛成出来ません。
KCコミックス絶版の件で水木杏子さんを訴えるというのが本当ならば、
かつてあなたのファンであった方々はますます貴女を支持しなくなるでしょう。









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